益田から帰ってきた

益田から帰ってきた

26日、益田から帰ってきた。 この頃の益田(田舎)の特徴的
事項 2件。

その1 ササユリ
今の季節は山のちょっと開けた部分にササユリが咲いている。この花は姿が可憐な上に
匂いがまた素晴らしい。 益田では香蘭花(コウランバナ)と言っているほどである。
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        姉ヶ平にて
ササユリは辛抱強い植物で環境条件が悪いと10年でも20年でもじっと我慢して球根で潜んでいる。 ある日、上木が切られるか、覆っている草や笹が刈り取られると一斉に発芽、開花して来る。
ここ、姉ヶ平のササユリも20年程度は咲かずにいたと思われるが3年ほど前に私が下刈りをした事で開花するようになった。

この季節になるといつも母が云っている。
それは、昭和42年6月に父が胃がんで亡くなったが、その病室に母がササユリを持って
行って花瓶に挿した。 父はその香気を大変喜んだ。しかし、看護婦さんが”匂いがきつすぎる”と云って窓を明けて香気を追い出した。”お父さんが喜んでいるのに”と母は不満で、以後父の命日が来るたびにその事を云っている。 今年も3本切ってきて我家に活けた。
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       花瓶に挿した香蘭花

その2
この季節には朝早くから”トッキョキョカキョク”とホトトギスが甲高く鳴く。1日中鳴いている。
同時にウグイスも”ホーホケキョ”と遣り返す。 ホトトギスはウグイスの巣に卵を生み込んで
ウグイスに子供を育てさせる。いわゆる托卵である。互いに激しく鳴き交わすので”托卵
成功”あるいは”托卵するぞ”と鳴き、ウグイスの方は”気を付けろ托卵されるぞ”と鳴いて
いるのかもしれない。 聞いている私は早口言葉の練習で”トッキョキョカキョク、ホーホケキョ”と云っているようで思わず釣られて云ってしまう。 もしかしたら、自然が私が一人で古家に
住んでボケてしまわないようにとテープレコーダーを廻していてくれているのかも知れない。

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