セイタカアワダチソウとアロレパシーについて

セイタカアワダチソウとアロレパシーについて

2012年12月30日にK家(私の家内の実家)の山に植樹した、と報告した。
K家の山は2ヶ所あり、1ヶ所をA区、他方をB区とした。

今回はB区で問題が起きているのでその問題について、技術的に詳しく説明する。

ここの作業は私が請け負って草刈りなどの作業はこの山のすぐ側に住んでいる
HKさんに頼んでいる。

此処へは’12年12月に最初の400本のヒノキを植えた。ところが13年秋にHKさんに
草刈りを頼んだところほとんど枯れていた。 私の10数年の山仕事の経験から云って
植えた木が5%程度は枯れる事はあるがほとんど、90%程度も、枯れることは考えられない。

従って、’13年12月に再度森林組合から苗木を購入して植え付けた。
しかし、これもその年の秋に草刈りをしてもらったらほとんど枯れていた。

いよいよ分からなくなって、森林組合に苗木が悪いのではないか?相談したら、夏場に草に
巻かれて蒸れて枯死するのではないかと云う。

2回の失敗に懲りずに私は14年12月にも3回目のヒノキの植付けをした。

’15年にはHKさんに頼んで6月に、夏の暑い時期ではあるが、草刈りをしてもらった。
この時HKさんは今年も枯れている、と報告してきたが、今年は森林組合の云うように
夏に草刈りをしたので枯れないはず、と思っていた。

9月に現場を見に行って驚いた、びっくりするほどのセイタカアワダチソウの群生で、黄色い花の
絨毯のようになっていた。 なるほどヒノキ苗はほとんど枯れていた。

秋に、10月末~11月、この年2回目の草刈りをしてもらったが間違いなくほとんど枯れていた。

私はセイタカアワダチソウの群生を見たとき、思い出した。 この植物はアロレパシーと云って
根から出す化学物質で他の植物を枯らす性質がある事を以前人に聞いていた。

そこでインターネットで調べてみると次のように書かれている。

セイタカアワダチソウは根や地下茎から他の植物の種子の発芽を抑制する天然の
化学物質を出していることが知られているが、この化学物質(シスーデヒドロマトリカリアエステル
(DME))CH3C≡CC≡CC≡CCH=CHCOOCH3 がセイタカアワダチソウのアレロパシーである。


そう云う事だったのだ。 ヒノキ苗はセイタカアワダチソウのアロレパシーで枯殺されていたのだ。

そうと分かれば、対処法はあると考えて、除草剤グリホサートのメーカーに電話して聞いて見ると
「グリホサートはセイタカアワダチソウに50倍希釈でよく効きます」と云う。

そこで12月14日にグリホサートと噴霧器を持って行き、HKさんに手伝ってもらって、50倍液を散布した。
その日は雨が降らなかったが、翌日から3日間降ったり止んだりして仕事にならなかったが
4日目に天気が回復したので私が育てた苗木90本を持って行って、植え付けた。

画像

             今回作業したB区の遠景 植え付ける所に篠竹の印を立てた

画像

             セイタカアワダチソウの少ない所では3年前に植えた苗が育っている


画像

              ここも同じく育っている

画像

                セイタカアワダチソウ 寒さでロゼット状になっている

画像

                セイタカアワダチソウ 上に同じ

画像

                  セイタカアワダチソウ 上に同じ

画像

              セイタカアワダチソウを掘り出したところ 根が長く伸びている

画像

              セイタカアワダチソウを掘り出したところ 根が長く伸びている

グリホサートは茎葉から吸収されて、根を殺す除草剤であるが効果は遅効的である。 この低温期であれば
薬効が顕われるには1カ月はかかるであろう。

従って、静かにセイタカアワダチソウを枯殺し、今年はヒノキは活着するであろう、と期待している。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック