気になる事 2題
昨年末から今年の2月にかけて、山で仕事をする人にとって
気になる事が2件あった。
その1、 クマ
私は益田市の危機管理対策課にアドレスを登録して、情報を送ってもらっている。
例えば、台風が来る、竜巻注意報が出た、振り込め詐欺の誘いがある、
クマが目撃された、インフルエンザで○○小学校が臨時休校、などの情報が
次々に入ってくる。
2月19日、19時ちょっと前に私の携帯に「クマの目撃について」と云う
情報が入った。 それによると私の家から約4KMほど離れた地区の
広域農道を大小2頭のクマが歩いているのが目撃されたので注意しろ、との事。
私はびっくりしてしまった。 2月19日と云えば、最も寒い頃でクマは当然冬眠
していると思っていたので、私は奥の山に行く時もホイッスルと鈴を鳴らしては
いるがクマはいるはずはない、と安心して歩いていた。
それが4KMほど離れているとは云え、2頭も、多分親子であろうが、
歩いていた、とは。 全く私の想定外であった。
インターネットで調べて見るとクマの行動範囲は70あるいは100平方キロと
出ている。 これだと約4KMの距離と云えばすぐ近所ではないか。
心配になって、県庁、県の益田庁舎の森林課に問い合わせようと
ホームページを調べたがそこには質問を受け付ける窓口はない。
よって、クマ目撃の情報をくれた益田市にMailして「どうして真冬でも
クマは出ているのか?」と質問しているが、もう1週間になるのに
返事はない。
役に立たぬ役人ばかりである。
最近、気温が急激に上がって、春のような気候である。 3月に帰った時も
奥の山に行く予定であるが、クマが静かに眠っていてほしいと思っている。
その2、 マダニ
昨年秋から、急にマダニ に喰われて亡くなった人の事が
新聞に出るようになり、マダニが媒介するウイルスにより「重症熱性血小板
減少症候群」(SFTS)に感染し、かなりの高率で死亡に至るらしい。
今まで、判明しただけで、5例の死亡例があると。
実は私も今まで3回噛まれ、他に2回は服にマダニが付いているのを、噛まれる前に
発見して、事なきを得た。 最初の経験は2007年4月6日にショッキングな出来事として報告してある。
(ショッキングな出来事 マダニ) で検索してみて下さい
この時、島根県の益田森林グループに情報提供を要請して、県の担当者がはかばかしい情報を提供しないので、怒った事を憶えている。
私が自分で調べて、この当時マダニは「日本紅斑熱」「ライム病」を媒介する、
と云うことしか分っていなかった。 ところが、今回はより厄介な「SFTS」を
媒介する事が分って、強いショックを受けた。
対処法として、春~秋にかけてこのダニは活発な事、手足を覆う衣服を着る事、
出来ればダニが取り付きにくい合繊のつるつるした衣服を着る事、などが云われて
いる。 また、このマダニに噛みつかれたら無理に引っ張って取ると頑丈な口器
(簡単に言えば歯)が皮膚の中に残る、よって医者に行って取ってもらうように、
とも云われている。
私の経験で言えば、以前はかなり山奥の羊歯や雑草の中にいた。と云うのは
動物がこのダニを運ぶからである。 しかし、最近はイノシシがかなり里にも
出るようになり、半年ほど前には近くの育苗圃で草取りをした後、肌着に付いて
いるのを発見した事がある。 その育苗圃の近所の畑にはしょっちゅうイノシシが
出没する事は分っていた。
そんな訳で、この「マダニ」にも困ったものである。
私は必ずツルツルのナイロン製ヤッケの上下を着、足には脛当て(脚絆)、
丈の高い山靴、手には腕抜き、手袋をしているが、それでも気持ちが悪いので
帰宅したら必ずそれらを脱ぎ、強くはたいて決して家の中に着て入らないように
している。
山仕事をするには悪い世の中だ。
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