明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます                 鎌手・魚待岬の灯台                2010年 元旦 今年の私の決意  1.[姉が平下]に植林を続ける  具体的には    山の上部では雑木を片付けてヒノキを植える      ’12年春までに200本ぐらい予定    山の下部には笹薮を片付けてスギを植える      ’12年春までに300本ぐらい必要  2.[寒作り]にはヒノキを植える     私の体力の続く限り、取りあえず’15年春までに    ヒノキ1000本を植える  3.その為にスギ、ヒノキ苗を養成する      具体的には’10年にはスギ200本、ヒノキ200本の山行き苗     を育てる  4.果樹栽培、野菜栽培は上記1~3を完遂するための   補助的作業である 以上を新年に当たり私の決意とする  決意表明をして自分自身にシバリをかけるものである

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樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’09年分

樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’09年分 私は自分の山(林分)毎に標準木を決めて毎年12月に年間の生育記録を取っている。 1年経てば樹木は大きくなることは分かっているが一体どれぐらい 大きくなるものか、また本当に大きくなっているものか確認するためにこの 作業を実施している。 2009年分として12月に今年の生育状況を調査した。 以下に今年の成長率を表示する。 調査法:各林分に以前から決めている標準木5本の胸高直径を継続的に測定      する。 標準木:各林分の東西南北と中心、または上下左右と中心と言う具合に標準      的な木を設定している。  林 分 1.寒作り 調査 調査木位置と胸高直径(cm)  平均直径  年間       年月  中心 入口  左  奥  右   (cm)   成長率(%)             杉   杉   杉  杉  杉       ’06.01 23.7  33.6 24.7 31.7 22.0   27.1     1.4      ’06.12 24.0  34.2 24.9 32.2 22.7   27.6     1.7      ’07.12 24.6  35.2 25.4 32.6 23.3   28.2     2.3      ’08.12 24.8  36.0 25.8 33.3 23.9   28.8     1.8      ’09.12 25.0  36.7 26.1 33.8 24…

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記念樹の設定

記念樹の設定 今年、夏休みになると同時に名古屋の弟夫婦が娘夫婦、孫を連れて 帰省した。 生憎の天候で海水浴、釣りはさっぱりであったが帰省記念に 娘夫婦の家族の記念樹を設定した。 木は今年春に「五郎四郎」の山に植えておいたヒノキで樹高48cmである。 すぐ「K家の木」の看板を立てて、今後は私が管理する。 記念樹は 毎年12月に大きさを測定し、前年からの生育率を計算して各自に報告する システムになっている。 「五郎四郎」の山の主木はヒノキで定植13年生であり、今回の記念樹との 年齢差が大きいが、今回の定植場所は南の道路沿いであり、日当りも良く 生育には適した場所と思う。 今後、3年は下刈り、施肥をして少しでも主木 に追い付けるよう管理したい。                 記念樹として設定したヒノキ                        「K家の木」の看板を立てた

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雑木処理 「 姉ヶ平下」

雑木処理 「 姉ヶ平下」 ’07年(平成7年)10月に購入した山林、「姉ヶ平下」は雑木山である。 これを5年ほどかけてヒノキ山に立て変える為に昨年から手をつけている。 その為には雑木を処分しなければならないので、今年も雑木処理をした。 雑木を処理するには1.伐倒する、2.枯殺処理する があるが私はこの2方法を 使い分けておリ、直径の小さい木は伐倒、太い木は枯殺処理を実施している。                  直径の小さい木は伐倒した                  これも伐倒した 直径が小さい木は伐倒であるが、山の斜面が急な所は根元低くから切り倒さないで ある程度の高さ、地上50cm程度で切倒している。 苗を植えつける時、斜面を上がり 下りする時に手や足を掛けられるようにする為である。                   太い木は巻き枯らしした                    これも巻き枯らしである 直径が太い木は巻き枯らしする。 この時単に切れ目を入れて枯らすのではなく、除草剤の グリホサート液剤を薄めて切れ目に流し込んでいる。 これで枯死は大幅に早くなり6ヶ月も あればほとんどの木が立枯れする。 この山にはヒノキを500本程度植える積りであるが、苗木の用意が間に合わないのが 実情である。 その為、再来年から本格的に植え付ける為に、今年播種、挿木、山採りで 育苗を始めた。 いかにも泥縄であるが、…

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来年用苗木 山採り苗

来年用苗木 山採り苗 植林用苗木の育成には1.種を播いて苗を作る 2.挿木で苗を作る 3.山から自然生えの 苗木を採ってくる がある(ヒノキ播種、4月1日参照)。 1と2は既に報告したので3を紹介する。 私の山「五郎四郎」はヒノキを植林して13年になる。 この山の林床には小さなヒノキの 苗木が沢山自生している。 「.ヒノキの播種」ではこの林分から種子を採って苗木に育てるが それならこの林の林床の苗木を育てても同じ事ではないか、と思って数年前から小さな 苗木を採取して育てている。 今年も小さな苗木(稚苗と云うべきか)を200本あまり採取し、育苗圃に移して1~2年 育成して山行き苗とする。                  今年採取した苗木 5~20cm程度である                  毎年採取するのでもう大きい苗はほとんどない 根や幹が曲がっている物も多いので、添え木に括りつけて真っ直ぐにして育苗圃に植え付ける。 育苗圃では肥培管理に努め、1年、長くても2年後には山行き苗とする。

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ヒノキ挿木-2

ヒノキ挿木-2 3月22日、小田の育苗圃にヒノキ180本を挿し木した。 穂木は前日採取し、調整して一晩水を吸わせた。 先ず、土壌をよく踏み締めて、そこにプラスのドライバーで穴を明け、穂木の基部に 発根促進剤、1ナフチルアセトアミドを粉衣したものを挿し込んだ。 昨年の経験から、土壌をよく踏みしめるのは、地中深くから水分を吸い上げる様に 毛細管を繋ぐためである。                   180本挿木した                   別方向から                   黒い遮光率50%のネットで遮光した 活着は9月には大体判るだろう。 ここでも50%、90本の苗木が出来ることを 期待している。

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ヒノキ挿木-1

ヒノキ挿木-1 3月21日、「五郎四郎」の山の木洩れ日が射し、土壌が赤土で粘土の場所にヒノキの挿木をした。 穂木は調整後4時間ほど水を吸わせ、エチクロゼートを穂木の基部に粉衣して プラスのドライバーで土壌に穴を明けて挿し込んだ。 160本挿木した。              挿木をした 木洩れ日が射している                     挿木をした 別方向から                     竹で少し遮光した 元々ヒノキの林間で日照は少ないが                     更に日差しを少なくした                     更にネットを架け、遮光とイノシシ除けにした                     別方向から 昨年実績から、3月の挿木はかなり高率の活着が期待できるので、ここで50%、80本ほど 苗木が出来ることを期待している。

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ヒノキ播種

ヒノキ播種 山林に木(スギ、ヒノキ)を植える時には通常苗木を植える。 その苗木を確保する方法として、種から育てる、挿木をして育てるそれに 山採りする方法がある。 私はここ数年この3種の方法で育てているが、必ずしも成功しているとは 云えない。 昨年もあまり思わしくなかった種を播く方法を実施した。 採種:昨年11月に成木からヒノキの球果を採取し、日陰で1月まで乾燥した。 球果は割れて中から種子が出てくる。 保存:これを集めて、ごみや木の葉を除去して「これを粗種子と言う」、ポリ袋に入れ 冷蔵庫で、3月までkeepした。 丁寧にする時はごみや木の葉を除いたあと、 水に投入して3~4日時々かき混ぜながら、沈むものと浮く物を分離して、浮く物は シイナとして捨て、沈んだ物を集めて「精種子」とする。 私はシイナが混ざっていても特に問題はないので水選処理は行わず、粗種子で保存した。 播種適期の彼岸の中日より3日前に保存しておいた「粗種子」を水に漬けて、3日間充分に 吸水させた。もちろんシイナが混じっており、これは浮いているが問題ない。                     粗種子を水に漬けて時々攪拌しながら3日間keepして水を吸わせる                     取り出して日陰で風乾する シイナが混じっていても良い                     写真のピントが合っていないが・・          …

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樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’08年分

樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’08年分 私は自分の山(林分)毎に標準木を決めて毎年12月に年間の生育記録を取っている。 2008年分として12月に今年の生育状況を調査した。 以下に最近の成長率を表示する。 調査法:各林分に以前から決めている標準木5本の胸高直径を継続的に測定する。 標準木:各林分の東西南北と中心、または上下左右と中心と言う具合に標準的な木を設定している。  林 分 1.寒作り 調査年月 調査木位置と胸高直径cm  平均cm  年間成長率%         中心   入口    左    奥    右         ’06.01  23.7   33.6   24.7    31.7   22.0   27.1   1.4          ’06.12  24.0   34.2   24.9    32.2   22.7   27.6   1.7       ’07.12  24.6   35.2   25.4    32.6   23.3   28.2   2.3     ’08.12  24.8   36.0   25.8    33.3   23.9   28.8   1.8    コメント:定植40~35年になり成長率が低くなっている。4年前に間伐した 効果が出てきた。             …

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挿木育苗試験・結果

挿木育苗試験・結果 山林苗を育てるには 1..種を採り播いて育てる  2.山に自然に生える苗を採って来て畑で育てる 3.挿木をして育てる  方法がある。 私は主として、2.自然苗を育てる方法 を実施しているが、これでは供給が間に合わない事が 多い。 よって、ここ2年ほど1.種よりの育苗、3.挿木育苗 を試験中である。 今年実施した挿木育苗試験の結果が判明したので報告する。 試験目的:  挿木時期はいつが良いか  発根促進剤は何が良いか  場所はどのような所が良いか を調査する事。 試験条件:  挿木時期:3月、5月、6月に実施(書物には3月から旧盆までならいつでも良いとある)  発根促進剤:自分が持っている「ルートン(アルファ ナフチル アセト アミド)」と          「ルチエース(エチクロゼート)」を使用した。 両剤とも挿し付け口に          粉衣処理した。  場所、遮光条件:      ①小田の育苗圃(粘土質で肥料気のない土壌) 処理後竹すだれをかけて       8月まで遮光した。      ②五郎四郎の山中の空き地 土壌は粘土質、肥料気はない。 日光は       木洩れ日が射す程度。  挿木後小田の育苗圃は何回か水を遣ったが、五郎四郎の林間では水をやっていない。     結果観察: 最後に処理した6月から6ヶ月後の12月に調査した。 試験結果 1.ヒノキ 挿木時期 挿木場所  使用発根…

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ひのき採種

ひのき採種 10月中旬~11月中旬はひのきの種を採るに最も良い季節と言われている。 よって、ひのきの枝打ちの際、種を採った。 昨年はひのきの種が豊作であったが今年は少なく裏年と思われた。 採れた種子(球果)は600gであった。 書物によると、ひのきの精選種子は球果の約7.5%と云われているので 600gの球果から45gの精選種子が得られるはずである。 45gの精選種子は約20000粒あり、発芽率は15%であるから 20000*0.15=3000本の苗が採れるはずである。 実地発芽率は理論値より30%低いとすれば2100本の苗が採れる 事になろう。 私は毎年ひのき苗を300本植え付けたいと考えているので、採れるはずの 精選種子45gの約半分23gを来年3月に播種すれば、充分期待の苗 を得る事が出きるはずである。 ひのき種子600gを採取した 今後、この球果を日陰干しで12月まで干し、取れた粗種子を缶に密封して冷蔵庫に 保存し、3月に使用する。 粗種子から精選種子を採るには水に投入して 沈降した物だけを採るが理屈は分かっているので精選種子にはしない。

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ひのき、すぎ苗木の定植

ひのき、すぎ苗木の定植 10月は前にも書いたように前半は高温乾燥、後半は適当な降水があったので 後半に苗木の植付けをした。 今年、自分で育てた苗木(山行き、即ち山へ定植できる大きさの苗木)は  スギ : 約140本  ヒノキ: 約80本 合計220本である。  これらを来年3月迄に山に定植し、その後の育苗圃に来年用の苗木を 植えて次の育苗を始める必要がある。   その為には ①今の育苗圃を早く空けて肥料、石灰などを入れて打ち起こし、寒気に曝しておきたい。   ②また、年内に定植した苗と来年3月に定植した苗では年内に定植した方が  来年の生育が良いことは勿論である。 そんな訳で、少し急いで植えられる物は植付けたい。 今年の育苗では7,8月が高温乾燥で生育が止まってしまった。 よって、7、8月に 肥料を遣って大きくしようとしたのが逆に出て、秋口の雨でその肥料がドッと効いて 苗木の一部、特にスギは徒長してしまった。 10月は主に徒長した苗木を約60本ほど「姉ヶ平下」の山に植付けた。            大きくなりすぎたスギ苗 地上部が105cmもある           (画面が暗いが画面上でクリックすると拡大して見ることができる)

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すぎ、ひのきの枝打ち

すぎ、ひのきの枝打ち 10月は前半は晴れて高温乾燥であった。  よって、苗木を植えるには問題ありと判断して枝打ちをした。 主としてスギの枝打ちをした。 若い木(20年余)は4mまで打上げた。 それより古い木は個々に対応したが最高は約10mまで打った。 4mの1本梯子を架けて下の枝に取り付いて、10mまで登り 上から打っていく。 古い木では下枝が枯れているものも多く、うっかり そんな枝を踏むと折れるので、注意してそんな枝を先に切り落としておいて 登って行く。 結果は下の写真の通りであるが、空間が明るくなる、木の値打ちがあがる など枝打ち後の達成感は格別である。               手前の雑木の枯れ枝が目障りであるがこのように1本梯子を架けて               枝打ちした               ここでは最高9mまで打上げた               ここは最高10mまで打った この作業は春3月まで植林、下刈りなどの合間を見ながら続けていく。

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記念樹を定植した

記念樹を定植した 今年、9月末に私の孫が生まれた。  10月は母の満90歳の誕生日である。 よって、「孫誕生記念」と「母の卆寿記念」の木を植えた。 木はいずれもヒノキで、私が育てた苗木である。 場所はいずれも「姉ヶ平下」である。             孫の誕生記念樹 ヒノキ、樹高66cm             孫の健やかな成長を祈っている             母の卆寿記念樹 ヒノキ、樹高64cm             母には次の記念、白寿まで頑張って欲しい 写真を見るといずれも荒地に植えてある感じであるが、笹、雑木、蔓類はいずれも 根を切ってあり問題ない。 強いて云えばやや徒長苗である。 孫の両親、即ち私の長男夫婦には「この孫が60歳になる頃この木が 切れるだろう」と云ってある。 果して誰がいつこの木を切るのであろう。 壮大なロマンである。

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挿木育苗

挿木育苗 今年3月に挿木したスギ、ヒノキ活着状況を調査した。 挿木後6ヶ月たっており、もう活着するものはし、しないものは枯れているはずで 今後は活着した苗を太陽に当てて、元気な苗を育てるために日覆いを取去る季節でも ある。 結果 1.ヒノキ     発根剤    アルファ アセチル アセトアミド    エチクロゼート   挿木本数         80本                25本    活着本数         49                  11   活着率          61%                 44%  ヒノキの活着率はやや不満があるが、こんな物かもしれない。 2.スギ     挿木本数         34本                 28本   活着本数         28                   20   活着率           82%                 71%     スギは期待していた通りの高い成功率であった。                  ヒノキ挿木床の日覆いを取ったら雑草が繁茂していた                  雑草除去後の床                  ヒノキ/アルファアセチルアセトアミド 活着率は中々良い             ヒノキ/アルファアセチルアセトアミド UPで見ると葉が生き生…

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育苗圃(播種床)調査

育苗圃(播種床)調査 今年3月にヒノキの種を播いた小田の育苗圃の日除けネットを除去し、発芽苗を 調査した。播種で苗を育てるのは今年初めての経験である。 育林の指導書に9月(6ヶ月後)には日除けを除去し、日光に当てて健苗に育てる ようにと書いてあるのでそれに従った。 結果は散々である。 まず雑草、日頃からネットの裾をまくって少しずつ草を取ってはいたが、床の中心部は 雑草が繁茂して苗が見えないほどである。 途中で種はかなり多数発芽したのを確認していたが、生き残ったのは僅かであった。 今年は7、8月と高温と乾燥が激しかったので生き残れなかったと思われる。                  日除けネットを除去した播種床 雑草が繁茂                 (写真の上でクリックすると拡大して見ることが出来る)                  同じく雑草 結局、5平米程度の畑に50本程度のヒノキ苗しか残らなかった。                  雑草を取去り、残ったヒノキの稚苗                  同じく稚苗 近接撮影 反省: 途中で芽を出しては枯れ、芽を出しては枯れる苗を見て、本を読んで分かった。 畑を用意したとき、普通畑は良く耕すほど良い、と考えるのが一般的であるが 播種床は違うのである。  播種前に床固めと云う処理をする様に、と 書いてあるのに自分はこれを理解できず、し…

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ヒノキ、スギ挿木による育苗

ヒノキ、スギ挿木による育苗 今月もヒノキ、スギの挿木育苗を実施した。 目的はもちろん苗木を作る事であるが5月にも書いたように、普通は3月に挿木をするのが 林業の指導書に書かれている方法である。しかし、3月は山へ苗を植えつけるなど忙しくて 出きればやや仕事に余裕のある5月、6月に実施したい。(本によっては1~8月まで可能と 書いているものもある)  よって、6月にも挿木が可能かどうか試験のために5月に続いて試験挿木をした。 今月の挿木 場所:五郎四郎の山の空き地 木洩れ日が射す場所 樹種:ヒノキ、スギ 発根剤:アルファ ナフチル アセトアミド 及び エチクロゼート 試験本数:アルファ ナフチル アセトアミド : ヒノキ20本  スギ 20本         エチクロゼート          : ヒノキ22本  スギ 22本                        ヒノキ挿木                         画面が暗いが画面上で左クリックすると画面を拡大して見ることができる                        スギ挿木 これで今年の挿木試験は終了であるが、今年のまとめをすると  樹種   発根剤                3月        5月          6月    合計   ヒノキ アルファ ナフチル アセトアミド   80本        20           …

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スギ、ヒノキの挿木 5月

スギ、ヒノキの挿木 5月 今月もスギ、ヒノキの挿木をした。 既に報告したように3月にスギ72本、ヒノキ105本を発根剤アルファーナフチルアセトアミドと エチクロゼートを粉衣処理して挿木をしており、今年の予定は済んだと思っていた。 しかし、作業的に3月は忙しく、できることなら挿し木は別の月にしたいと思い、作業に余裕のある5月、梅雨の入口 6月に出来ないものかと試験的にやって見ることにした。  書物には3月の彼岸頃が適期とするものや1月から8月の盆までいつでも可、とするものまであり、 私も6月の入梅頃が良いのではないかと思っている。 今回は5月の試験である。 場所:五郎四郎の林間(木洩れ日の射す所)  スギ:    発根剤:アルファーナフチルアセトアミド粉衣処理:15本                エチクロゼート粉衣処理:15本  ヒノキ:    発根剤:アルファーナフチルアセトアミド粉衣処理:20本                エチクロゼート粉衣処理:20本 試験であり本数は多くはない。                    スギの挿木 明るく写っているのは木洩れ日である                  ヒノキの挿木                  スギ、ヒノキの全体 9月には活着するものは活着し枯れるものは枯れて結果が判明するであろう。

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苗木の床替え及び山採り苗の採集と植付け

苗木の床替え及び山採り苗の採集と植付け 3月は木の植え付け、移植の最適期なので育苗圃の苗で今年山行きにならなかった 苗木の移植(普通床替えと言う)と稚苗の採集をした。 床替え: スギ苗 :約120本を移植した。 あまり小さい苗、弱っていて移植すると枯れる恐れがあるもの        は移植しなかった。 ヒノキ苗:約70本を移植した。 以上のスギ120本、ヒノキ70本が基本的に来シーズン(’08/’09年冬)の山行き苗になる。 ヒノキ山採苗: ヒノキ苗は今年挿木、播種で育てるように手配した。 しかし、それでは2年後まで足りないと 思われるので稚苗を山採りして育苗圃に植えつけた。 五郎四郎の山の林床には3~5cmぐらいのヒノキ苗が多数発芽しているのを見ていた。  よって、それら170本を掘り取り育苗圃に定植した。 ここで2年ほど十分に施肥して 充実した山行き苗を育てるつもりある。  播種から育てる苗: 今年初めて播種したヒノキ苗は3年後に山行き苗となろう。 毎年300本ずつ確保する予定である。 以上をまとめると年次と山行き苗の関係は次のようになる。                スギ         ヒノキ ’08/’09年冬      120          70 ’09/’10年冬      200         170 ’10/’11年冬      200         300     以後、毎年これと同じくらい定…

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挿木育苗 ヒノキ・スギ

挿木育苗 ヒノキ・スギ 昨年は全滅であったヒノキの挿木に今年も挑戦した。 発根剤:アルファーナフチルアセトアミド粉衣処理:80本             エチクロゼート粉衣処理:25本     を育苗圃に挿し、日除けとして昨年作ったすだれを手直しして掛けた。              ヒノキの挿し穂                左の2本を管ざし(クダザシ 先端を付けずに途中で切る)               右の2本を頂芽ざし(チョウガザシ 枝の先端を付けて切る)              という。 一般には両者に活着の差はないといわれている。              発根剤 アルファーナフチルアセトアミド処理              日除けの手製すだれを掛けた              発根剤 エチクロゼート処理              すだれを掛けたところ  スギの挿木  スギは昨年は活着率はあまり良くなかったが活着はした。 今年は苗に余裕が有り どうしても挿木で作らなければ、と言うものではなかったが、60本ほど挿木をした。 これも発根剤としてアルファーナフチルアセトアミド及びエチクロゼートを粉衣処理した。  これらは育苗圃ではなく、山の木洩れ日がチラチラ入る赤土の粘土床に挿した。   木洩れ日がチラチラ射す程度であるから日除けのすだれはかけていない。              スギ 発根…

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ヒノキ 種子の蒔き付け

ヒノキ 種子の蒔き付け 昨年、10月、11月に採取し乾燥、精選しておいたヒノキの種子を播種した。 手順は  1.一晩水に漬けて吸水させる。  2.発芽試験開始。  3..水を切って、砂と1:5程度に混合して、増量し(余りに少ないので均一散布が困難と    考えたから)て播種  4..薄く覆土し網を掛けた。 網は太陽光が当たり過ぎて過乾燥になることを防ぐ、   イノシシ害を少しでも防ぐ、などが狙いである。  5..対角線上の2箇所にCDをぶら下げてイノシシ脅しとした。  6..網の上から十分に散水した。 種子:  昨年採取し、乾燥、水選した精選種子  及び水選の際水に浮上したいわゆるシイナが、沈降した充実種子のボリュームで3倍もあった  のでこれを捨てるのも何だか惜しい気がして、取っておいたので今回はあまり期待せずに  これも播種に使用した。 発芽試験:  播種と同時に発芽試験を開始した。 この試験はプラスチック容器にティッシュを敷き、  その上に種子を播き、ティッシュが十分濡れるように水を入れて、蓋をして室内に  keepして発芽するかどうかを調べた。 写真の通り。              発芽試験 左がシイナ、右が精製種子              写真上でクリックすると拡大して見ることが出来る 播種:  育苗圃への播種は面積の大部分を精選種子、10%程度をシイナ用に使用した。 種子の量が少ない為  均一散布が難しいと…

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ヒノキ種子

ヒノキ種子 昨年、10月と11月に採取し陰干しにしておいた種子(球果)から種子を分離し、精選種子を採った。               昨年11月に採取直後の状態 色が黄色っぽく球果は固く閉まっている。                           1月22日、採取後2ヶ月、陰干し後の状態               色が黒っぽくなり球果は開いて種がこぼれ出ている。 この球果から開いた空の球果を取り去り、残った粗製種子を採取した。 この粗製種子を水選して精製種子を分離した。  水選は粗製種子をバケツに張った水の中に投入し、3日間時々攪拌して沈降する物と 浮上したままの物を分離した。 今回、初めてこの作業をしたが浮上した物が沈降した物のボリュームで約2.5倍もあった。 浮上したものは、いわゆるシイナであるがその量があまりに多いので捨てずにそれらも別に乾燥した。                           水に沈降した種子。 いわゆる精選種子                            水に浮いた種子。 種籾で云うシイナ 私は100g単位で重量を計る秤を持っていないので精選種子、シイナがどれだけあるか判らないが それぞれを缶に入れて冷蔵庫で保存した。 これを3月の彼岸頃播種する予定である。 精選種子の発芽率は15%程度と言われている。 シイナも少しは発芽することもあるかと思われ…

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育苗圃の準備が着々と進んでいる

育苗圃の準備が着々と進んでいる 今年の夏に育苗圃を新しく開拓したことは既に書いた。 開拓した理由は、現在の育苗圃で 育てている苗が少なくて、この冬~春にかけて山に植えられる苗が杉70本、桧60本しかない ことである。  去る10月に新しく山を買ったこともあって、これではとても足りない。 よって、育苗圃を広げてもっと育てようと云う計画である。 既に桧の種は10、11月に採取 済みである。 夏に開墾しておいた育苗圃(候補地)は日当り、風通しは良好であるが、土壌は赤土の 粘土である。 よって、夏から刈った草を鋤き込んで有機物を増やして、いわゆる団粒構造に しようとしているが、その為に最適なのが秋の落ち葉である。 次のような落ち葉が山の市道の上にうずたかく積もっているのでそれを使うことにした。             山間の市道に積もった落ち葉 これをポリの大型袋で何度も開拓地に運び込んだ。              運び込んだ落ち葉   これを、先ず米糠2Kgを混ぜながら積み上げた、更に菜種油粕1Kgを混ぜながら切り返して 積み上げた。 それに今度は粒状尿素600gを混ぜながら切り返して積み上げ、最後に頭から 消石灰1Kgを振掛け、登って足で踏み締めた。  最後に重石として間伐材を載せて終りとした。                          消石灰を振掛けて、足で踏みしめ、重石を載せて完了 本当は、米糠、油粕、尿素…

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ヒノキの種を採った

ヒノキの種を採った 10月に引続いて今月もヒノキの種を採った。 ヒノキの採種適期は10月から11月中旬と言われている。 よって、今回の採種は最適期と 云うことができる。 今回は日当たりの良い枝から採ったので効率が良かった。                    今回採取した球果 これを1ヶ月程度陰干しして球果が開くと中の種子が出てくる。 10月に採種した球果は既に開いているが、以後の作業を今回採種の球果と同時にするため 今回は特に作業をしなかった。

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ヒノキの枝打ちをし、 同時に採種した

ヒノキの枝打ちをし、 同時に採種した 小田の山のヒノキの枝打ちをした。先月と同様一本梯子、4mを使用し、 最高8mまで枝打ちした。 この作業は毎年実施する事で特に何か難しい事や 特記することは無い。 今年、初めてヒノキの種を採った。 昨年も少し採ったが本格的に採取したのは初めてである。 いかにも泥縄的で恥ずかしいが、「寒作り」の山に5年で1000本のヒノキを植える積りで あるが、自分で育てている苗ではとても足りない。 従って、山を開墾し、育苗圃を作り 採種した種を播いて苗木から育てることにしたのである。 別に記事を書いたように 山の開墾は進んでいるので、今回枝打ちしたヒノキから採種した。 昨年はヒノキの種の多い年であったが、今年はやや少ない。 10月初めでは球果がまだ 青いが鱗片が開く前が収穫適期であり、下の通り収穫した。 もし、収穫が早すぎたら 次回帰省は11月10日過ぎになるが再度挑戦する。              ヒノキの球果/これを乾燥して鱗片が開いたら中から種子が出てくる 鱗片が開いて中から種子が出てきたら(粗種子と言う)、それを水に投入して沈んだ物が充実 した良い種子である。これを陰干しして仕上げる(精選種子と言う)。精選種子を保存して来年 3月頃播種床に播く。 計画はしっかりしており、事は始まった。 圃場を開墾したばかりでこれから有機物を投入 すると云うのはいかにも泥縄的ではあるが。

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挿木苗の活着状況 3

挿木苗の活着状況 3 今年3月末に実施したスギ、ヒノキの挿木苗の活着状況を調査した 今回で3回目の調査であるが、今年の挿木はこれ以上枯れるものはないと思われるので 最終調査である。 今回も生存率で表した。(5月の枯死率も表示した)  5月が高温、乾燥であった事、 8月が異常に暑く、乾燥した事、その間一度も水をやっていないなどから活着率は極めて 低い。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  場所    樹種  挿木本数   発根促進剤    5月結果  6月結果  9月初め                                  枯死率% 生存率%  生存率% ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 五郎四郎上 スギ   50   1ナフチルアセトアミド   20     50       50 五郎四郎下 スギ   50   エチクロゼート       40     30       18 五郎四郎上 ヒノキ  80   1ナフチルアセトアミド   20     20        0 二艘舟    スギ  170   1ナフチルアセトアミド   50      3       0 小田     スギ   70   1ナフチルアセトアミド  …

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記念樹及び育成樹の設定

記念樹及び育成樹の設定 9月に私の長男が結婚するので記念樹を植えつけ看板を建てた。 場所:小田 樹種:桧 樹高70cm 育成樹 小田の山の広葉樹を伐倒(除伐)していて楠の若木があるのを発見した。 楠は姉ヶ平の山に7本育成中で定期的にその生育を観察中である。 今回小田の山で 初めて楠を発見したのでこれも育成木として観察する事にした。 楠:樹高 約3m 雑木に被圧されて幹がかなり曲がっている。 ロープで出きるだけ   真っ直ぐなるよう引張りをした。   胸高直径:3.8cm 新聞やTVによると安芸の宮島の海中に建つ大鳥居は楠で出来ているらしい。 400年の 大木を使うらしいが、楠は一般に枝下が短く、真っ直ぐい大木を探す事は至難の業らしい。 私は適正な枝打ちをして真っ直ぐで太い楠の育成に努めたい。 この山の松を伐倒してから22年であるからこの楠も22年の樹であろう。 あと378年で この木は宮島の鳥居になることが出きるかも。             青い矢印を押して再生して下さい

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山林枝打ちとスズメバチ

山林枝打ちとスズメバチ いよいよシーズンインで杉、桧の枝打ちを開始した。 とは云っても、今回の帰省の 前半は毎日雨、それもかなりの雨、で何も出来ず。後半は高温乾燥で暑かったが 少しづつ枝打ちをした。 今回は小田の山で植林20年余の桧で一部杉が混じっている。  枝打ち前に梯子を立てかけて写真を撮った。 周りの枝打ち済みの木は昨年作業した ものである。             作業開始前 4mの1本梯子が立てかけてある。 写真が暗くて見難いのは       ご容赦乞う。       (写真の上で左クリックすると写真を拡大して見ることができる) ところが、前の2本が済み、3本目にかかり、4mの梯子から、桧の枝に移り更に 1mほど登った時、1匹のスズメバチが飛んで来た。 一瞬、私は餌を探して飛んで いるなと思ったが、その後から5,6匹のハチがドッと飛び出してきた。 ヤバイ、この上には スズメバチの巣があるぞと思い、手をブンブン振り回しながら慌てて1mを下り、更に 4mの梯子を転げるように下りた。 事実最後の1mは転げ落ちて地面に尻餅をついた。 それでもハチは追っかけてきたのでこれはもう戦うしかない、と思い打ち落とそうと身構えて 立ち上がった。 しかし、幸いにもハチは襲ってこず飛び去った。 危ないところであった。 後で思えば、幸運がいくつか重なったかもしれない。 ①当日は曇でやや暗い日であった。 ハチにとってはは活動的でない日であったかもしれない。 ②黄…

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挿木苗の活着状況 2

挿木苗の活着状況 2 今年3月末に実施したスギ、ヒノキの挿木苗の活着状況を調査した。 今回は生存率で表した。(5月の枯死率も表示した)  5月が高温、乾燥であった事、 その間一度も水をやっていないため枯死した物がグント増えた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  場所     樹種   挿木本数   発根促進剤      5月観察結果 今回(6月)結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 五郎四郎上  スギ     50    1ナフチルアセトアミド  20%枯死  生存率 50% 五郎四郎下  スギ     50    エチクロゼート      40%枯死  生存率 30%  五郎四郎上  ヒノキ    80    1ナフチルアセトアミド  20%枯死  生存率 20% 二艘舟     スギ    170    1ナフチルアセトアミド  50%枯死  生存率  3% 小田      スギ     70     1ナフチルアセトアミド  10%枯死  生存率 30% 小田      ヒノキ    50     1ナフチルアセトアミド  10%枯死  生存率 40% 渋谷前     ヒノキ    30    1ナフチルアセトアミド   30%枯死  生…

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挿木苗の活着状況

挿木苗の活着状況  今年3月末に実施したスギ、ヒノキの挿木苗の活着状況を観察した。 まだ今の段階で活着/枯死を言うのは早すぎるが途中経過として記録しておく。    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     場所      樹種     本数     発根促進剤      今回観察結果    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    五郎四郎上   スギ      50     1ナフチルアセトアミド  20%枯死    五郎四郎下   スギ      50     エチクロゼート      40%枯死       五郎四郎上   ヒノキ     80     1ナフチルアセトアミド  20%枯死    二艘舟      スギ     170     1ナフチルアセトアミド  50%枯死    小田       スギ      70     1ナフチルアセトアミド  10%枯死    小田       ヒノキ     50     1ナフチルアセトアミド  10%枯死    渋谷前      ヒノキ     30     1ナフチルアセトアミド  30%枯死    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  …

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