山林樹木育苗

山林樹木育苗 私は何年も前から山林に植える苗木を自分で育てている(勿論足りない時には買っているが) 苗木を育てるには色々な方法があるが、今年は 1.種子から育てる方法 2.挿木により育てる方法 を実施した 1.種子から育てる方法  昨年、11月に山のスギの樹から毬果を採取し、雨の掛からない納屋の中で乾燥・追熟してきた  それが下の写真である スギの毬果を乾燥・追熟したもの 採種した時には毬果は緑色であったが4ヶ月の間にすっかり乾燥・追熟して茶色がかって 来た またかなりの毬果は破裂して中から種子が跳び出して来ている これを畑に播種し、薄く土を掛けた 2.挿木による方法 1・・・ケヤキ 今年の2月にケヤキの枝を切って、冷蔵庫に保存しておいた これが2月に採取して冷蔵庫で保管してきたケヤキの枝である この枝を発根促進剤(オキシベロン40倍液x24時間)に浸漬した 発根促進剤に浸漬したケヤキ 2.挿木による方法 2・・・スギ 山から発育が良く、形の良いスギの枝を切って来て挿木用穂木を調整した この穂木を同じくオキシベロン液剤40倍に24時間浸漬した この穂木を鹿沼土の圃場に挿した ここも同じ 合計約160本挿木した その後で、50%の遮光ネットで覆い、ネットが風で飛ばないように洗濯バサミで固定し、竹や木の棒で 抑えた こちらは別方向から ケヤキはうまく発根、活着したら80~…

続きを読む

スギの挿木をした

スギの挿木をした 以前に書いたように、我家の高速道路の代替地を約3400平米入手したので 3年間で900本のスギを植える。 先ず、今年(今シーズン)約300本植えたので、来年と再来年各約300本植える 来年の300本については昨年挿木した苗がある。 詳細には数えていないが約250本 位あると思う。 残りの50本は森林組合から買う事になるだろう。 再来年分300本を用意するために3月に挿木をした。 春の彼岸頃挿木をするのが 私の毎年の行事である。 挿木用穂木は私の山の生育、形の良い物から切り取って調整した。 発根促進剤オキシベロン(インドール酪酸)液剤 40倍希釈液 ここに穂木として調整したスギを10本単位で輪ゴムでとめ、根方を発根促進剤希釈液に浸漬した これも同じ 近くから撮った 浸漬は一昼夜、約24時間した 今年の挿木法 昨年の挿木の活着率が30、40%と低かったので今年は挿木法を変更した。 いわゆる、練床法にした その方法は挿木床を良く耕起し、土壌を砕いて挿木する列に溝を付ける その溝に、ジョーロで水を流し込んで、田植えの代かきのように土を練る その練った土に穂木を挿し込んで、根の周りを良く抑え込む これで挿し穂基部と 土壌はキッチリと接触する筈である 毎年、挿木床に雑草が生えて除草に苦労するので、今年は最後に土壌処理型除草剤 トリフルラリン(トレファノサイド)粒剤を散布しておいた 挿木し…

続きを読む

今年のスギ挿木の活着調査

今年のスギ挿木の活着調査 今年3月に挿木をしたスギの活着状況を調査した。 A区  ここは鹿沼土を挿木床にした区で150本挿した 遮光ネットを張った状態 雑草がネットを突き抜けて繁茂している ネットを取ってみると猛烈な雑草である 除草した後 弱々しい活着苗がある 除草した後 ここも頼りなげな活着苗が見える B区 ここは畑土で250本挿した 途中で30本余枯れたので追加に挿した 遮光ネットを取り去った後 猛烈な雑草である ここはイネ科の雑草が多い 除草後 かなり枯れている C区 ここは鹿沼土を大型菊鉢に入れて挿した 10鉢に10本ずつ合計100本挿した 遮光ネットの上までツル性雑草が伸びている 遮光ネットを除去した後 ツル性の雑草が多い かなり枯れているが他に比べると良さそうである D区 ここは追加して作った区で畑土である 100本挿した ここも雑草が多い ネットの下は雑草が繁茂 かなり枯れている ここは最悪である 別方向も同じ 枯死した穂木が多い 結局今年の挿木育苗は  区  当初の  9月に活着して  活着率      挿木   いるもの       %  A    150本   50       33  B    250    100       40  C    100    36        36  D    100    3…

続きを読む

おっ 来た!来た!

おっ 来た!来た! 今年の3月、彼岸、に播種、挿木したスギ、ヒノキの育苗圃の状況を 調査した。 1、ヒノキ播種床 ここの日覆いをはね上げて覗いて見て思わず「おっ 来た!来た!」と 叫んでしまった。 沢山のヒノキが発芽しているではないか。 播種したので発芽するのは 当たり前であるが、実はこの種は昨年秋に収穫したものではない。 この種子は一昨年11月に収穫し、昨年春半分を播種した。その際 あまった量が多かったので、それを冷蔵庫の中でキープしてきた。 従って、今年その種子は2年物で発芽するかどうか自信がなかったのである。 それが見事に発芽して来たので、思わず歓声を上げた次第である。 まだ5~10mm程度の稚苗であるが恐らく1000本は発芽しているであろうし まだ発芽途中と思われるものも多い このまだ1cm程度の幼苗、いや稚苗を大切に育てなければ、と乾燥、高温の 5月に何回も水を運んで、散水した。 最後には液肥を極く薄くして施肥した。 2、スギ挿木床 (1)3月挿木、日覆いあり 山の上のヒノキの林間に挿し木したもの。 処理後すぐ黒い遮光ネットを 掛けておいたので何本かは枯れているが、全体には順調に活着している。  一部は新芽を伸ばして、生育を開始しているように見える。 (2)3月挿木、日覆いなし ここは日覆いなしで挿木したところ。 ほとんど枯れている。 無理もない、雨の少ない、乾燥した4月、5月で、…

続きを読む

林木育苗

林木育苗 来シーズンに向けてスギ、ヒノキの育苗作業をした。 それらは 1、種まき:ヒノキの種子を播いた 2、挿木 :スギ、ヒノキを挿し木した 3、床替え:来シーズン山行き苗になるスギ、ヒノキの苗木を   堀上げて植え替えた である。 1、播種 ヒノキ  昨年は秋にヒノキの採種をしなかった。 それは一昨年採った種子が  冷蔵庫の中に多量に残っていたからである。  一昨年の種子と云う事で、若干発芽するかどうかの心配はあったが  一昼夜水に漬けて吸水させて播種し、その後日覆いを掛けておいた。              播種後日覆いを掛けた 2、挿木 ヒノキ、スギ  ヒノキ、スギの若木で姿形が良い木から枝を取って、穂木の調整を  し、発根剤インドール酪酸液剤の40倍希釈液に24時間基部を  浸漬した。  ヒノキは大型菊鉢に、スギは山間のヒノキ林の間に挿し木した。  ヒノキは120本、スギは170本挿木した。  両方とも挿木後日覆いを掛けた。               発根剤に漬込み               挿し木 ヒノキ            大型菊鉢に鹿沼土を詰めて挿した                ヒノキ 日覆い                スギ 挿木 3、床替え  今シーズン山行き苗にならなかった小さい苗木を掘り起こし、苗木間を  少し広げて植え替えた。  床替えは苗木の…

続きを読む

挿木苗活着調査

挿木苗活着調査 今年の春、3月及び4月、に苗木育成のためスギ、ヒノキの挿木をした。 酷暑の夏を過ぎてその活着の調査をした。 挿木処理は4ヶ所で実施したのでそれらを挿木床別に活着状況を 報告する。 4ヶ所の場所とその挿木樹種、本数は次の通り 1、小田林間・・・・ヒノキ  210本 2、小田畑・・・・・ スギ   110本 3、佐々木屋跡・・ヒノキ  200本 4、裏の畑・・・・・ ヒノキ  120本 1、小田林間                 日覆いの状況                日覆いを取り去ったあと 6月に一度日覆いの下の雑草を取ったがその後にまた生えて草原のようになっている   2、小田畑                   日覆いの状況                  日覆いを取り去ったあと ここも6月に草取りをした。 雑草は比較的少ない 3、佐々木屋跡                   日覆いの状況                  日覆いを取り去ったあと 家のすぐ側なので何度か草取りをしたが、挿木床に鹿沼土を使用しているので 草を抜くと、挿木苗も抜けるのでハサミで草を切った。 そのためまたすぐ生えてきて 大変な草である。 4、裏の畑                   日覆いの状況                    日覆いを取り去ったあ…

続きを読む

挿木育苗 ヒノキ、サクラ

挿木育苗 ヒノキ、サクラ 3月、4月に続いて育苗のために挿木をした。 本やインターネットによると 6月も挿木の好適期となっており、特にサクラはこの季節が良いとの事なので 我家のソメイヨシノから穂木をとって初めてトライした。 3、4月と違うのは今回は植木鉢に鹿沼土を入れて、挿木をしたことである。 以前、母が菊の栽培に使っていた大型の鉢を使って、1鉢に20本ずつ挿した。 植木鉢を使うことにしたのは、地面に鹿沼土を盛り土して挿すと、どうしても 地面から草が生えて、最終的には草の中にヒノキ苗が植えられている、と 云う感じになる事を防ぐためである。           今月は3,4月と違って植木鉢に挿木をした                  これも同じ                  初めてサクラ(ソメイヨシノ)を挿木した                   4鉢のヒノキと1鉢のサクラ                   ヒノキ80、サクラ20本を挿した                   鉢を果樹の下の草地に置いて                   遮光ネットをかけた                   別の方向から 10月頃には結果がわかるだろう。  ヒノキはおおよそ結果が予測できるが初めてトライした サクラ(ソメイヨシノ)の結…

続きを読む

挿木、取木育苗・スギ、ヒノキ

挿木、取木育苗・スギ、ヒノキ 4月も3月に続いてスギ、ヒノキの挿木、取木処理をした。 1.挿木 ヒノキを4月15日、スギを16日にそれぞれ100本処理した。 発根促進剤、濃度、浸漬時間等は3月に同じ。 但し、挿し付け床は 山の林間で赤土で粘土質の土壌である。 昨年同じ場所でヒノキの活着率 が良かったので今年も期待できる。 元々、スギは挿木による活着が良いので あまり心配はしていない。 結果は9月に判明する。 昨年は春の乾燥、夏から秋にかけての酷暑と 乾燥が激しかったが今年は通常の気候の年であってほしい(出だしの4月は 適当に雨が降って、順調な滑り出しであった)。             挿木 スギ           挿木 ヒノキ 2.取木 4月21日にヒノキ20本を処理した。場所は3月に実施した小田の山の若木で ある。 3月に書いたように取木処理は手間がかかり、能率的に良くないので 挿木の成功率によっては来年は実施しない。 4月は3月と異なるのは、水ゴケに含ませる水に挿木で使用する発根促進剤 5%程度を含ませたことである。 昨年は、10月に切取って結果を見たが、今年は6月末には結果を判定したい。 その理由は、まだ梅雨が明けないうちに圃場に植込んで、年末までに少しでも 発根数を増やし、出来れば年内に山行き苗として植付けたい。 …

続きを読む

ヒノキ挿木育苗

ヒノキ挿木育苗 今シーズン(’10年10月~11年3月まで)の植林が終わると同時に、 来シーズンの苗木作りを開始した。 私がやる育苗法は 1.播種:スギ、ヒノキの種を採って播き苗を作る 2.挿木育苗:スギ、ヒノキの枝を挿木して苗を作る 3.取木育苗:スギ、ヒノキの枝に傷を付けてそこから発根させ苗を作る 4、山引き苗育苗:山から自然生えの苗を採って来て育てる の4方法である。 今年は、昨年秋に種が採れなかったので1.播種:は出来ない、4.山引き苗: はチャンスがある度にやっている。  よって、3月には2.挿木育苗 3.取木育苗を実施した。 先ず、挿木育苗を紹介する。 3月は挿木の適期とされているので、生育の良い、若いヒノキの枝を切ってきて 10~15cmに切り、発根促進剤、インドール酪酸液剤(商品名オキシベロン液剤)の 40倍液に一晩切り口を漬け、翌日挿木床に挿した。 昨年は、挿木床に鹿沼土を敷いて、すぐ挿木をしたのであまり成功率が高くなかった と考えられた。 よって、今年は1週間以上前に敷いておいて、土を床に馴染ませておいて挿した。             挿木床に鹿沼土を入れ、水をかけて1週間ほど馴染ませた                発根剤を処理したヒノキ苗を挿した                挿木床全景               遮光ネットを掛けて完成 今年は300本のヒノキを挿し…

続きを読む

ヒノキ挿木-2

ヒノキ挿木-2 3月22日、小田の育苗圃にヒノキ180本を挿し木した。 穂木は前日採取し、調整して一晩水を吸わせた。 先ず、土壌をよく踏み締めて、そこにプラスのドライバーで穴を明け、穂木の基部に 発根促進剤、1ナフチルアセトアミドを粉衣したものを挿し込んだ。 昨年の経験から、土壌をよく踏みしめるのは、地中深くから水分を吸い上げる様に 毛細管を繋ぐためである。                   180本挿木した                   別方向から                   黒い遮光率50%のネットで遮光した 活着は9月には大体判るだろう。 ここでも50%、90本の苗木が出来ることを 期待している。

続きを読む

ヒノキ挿木-1

ヒノキ挿木-1 3月21日、「五郎四郎」の山の木洩れ日が射し、土壌が赤土で粘土の場所にヒノキの挿木をした。 穂木は調整後4時間ほど水を吸わせ、エチクロゼートを穂木の基部に粉衣して プラスのドライバーで土壌に穴を明けて挿し込んだ。 160本挿木した。              挿木をした 木洩れ日が射している                     挿木をした 別方向から                     竹で少し遮光した 元々ヒノキの林間で日照は少ないが                     更に日差しを少なくした                     更にネットを架け、遮光とイノシシ除けにした                     別方向から 昨年実績から、3月の挿木はかなり高率の活着が期待できるので、ここで50%、80本ほど 苗木が出来ることを期待している。

続きを読む

挿木育苗試験・結果

挿木育苗試験・結果 山林苗を育てるには 1..種を採り播いて育てる  2.山に自然に生える苗を採って来て畑で育てる 3.挿木をして育てる  方法がある。 私は主として、2.自然苗を育てる方法 を実施しているが、これでは供給が間に合わない事が 多い。 よって、ここ2年ほど1.種よりの育苗、3.挿木育苗 を試験中である。 今年実施した挿木育苗試験の結果が判明したので報告する。 試験目的:  挿木時期はいつが良いか  発根促進剤は何が良いか  場所はどのような所が良いか を調査する事。 試験条件:  挿木時期:3月、5月、6月に実施(書物には3月から旧盆までならいつでも良いとある)  発根促進剤:自分が持っている「ルートン(アルファ ナフチル アセト アミド)」と          「ルチエース(エチクロゼート)」を使用した。 両剤とも挿し付け口に          粉衣処理した。  場所、遮光条件:      ①小田の育苗圃(粘土質で肥料気のない土壌) 処理後竹すだれをかけて       8月まで遮光した。      ②五郎四郎の山中の空き地 土壌は粘土質、肥料気はない。 日光は       木洩れ日が射す程度。  挿木後小田の育苗圃は何回か水を遣ったが、五郎四郎の林間では水をやっていない。     結果観察: 最後に処理した6月から6ヶ月後の12月に調査した。 試験結果 1.ヒノキ 挿木時期 挿木場所  使用発根…

続きを読む

「挿し木」について

「挿し木」について 面白い(参考になる)blogを発見しました。 林学の学生さんのようですが 私のようなずぶの素人には参考になる内容です。 私が本格的に挿木をするのは今年が初めてですが、技術的に見て 1.挿木後水をやれない山の畑(山林の中の空き地)に圃場を設定したこと。 2.一部は設定したが設定していないところが多い日除け装置(かんれい紗)、などの  の設定。 が問題で我家の挿木の枯死率が高いことがわかった。 今後の参考にしたいと思います。

続きを読む