定点観察

定点観察 昨年、初めて山のスギ、ヒノキにクマ剥ぎの被害が出た、と報告した。 今年は新たに被害を被った木は無かったが、昨年の被害木が少し治癒したように見えたので 今後数年かけて定点観察し、その傷跡はどうなるのか記録に残すことにした。 最初はスギである               スギ 今年の状況              上の木を1mの距離から撮った               上のスギの昨年1月の写真 スギはまだ被害を受けて2,3年であり、傷跡の回復がかなり急ピッチで進んでいる印象である。 昨年の写真と比べれば傷跡の両側にあるカルスが急速に拡大している。 うまく行けば10年も 経たない内に治癒してしまうのではないかと期待される。 次はヒノキである               ヒノキ 今年の状況               上の木を1mの距離から撮った               上のヒノキの昨年1月の写真 このヒノキは傷を負ってから数年、少なくても5年は経っている。 従って回復もはかばかしく なく、簡単には治癒しないかと思われる。 傷の両側のカルスの拡大が緩慢である。 今後、数年この傷の回復を記録して、治るものかどうか観察する。

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セイタカアワダチソウとアロレパシーについて-2

セイタカアワダチソウとアロレパシーについて-2 先月、掲題の件でグリホサートを処理した、と報告した。 1月15日に、処理1ヶ月になるので土地を管理してもらっているHKさんに電話して、効果を見てもらった。 HKさんによると効果はバッチリで良く枯れていると。 私は農薬メーカーに問い合わせて、50倍希釈なら良く効くと聞いてはいたが、本当か? また、寒い季節で効果は出るのか?と不安があったがHKさんの返事を聞いて安心した。 そこで16日に、先月処理しなかった部分の処理をする事にして、薬剤、噴霧器を持って 行き、先に効果を確認した上で、前回処理しなかった部分を処理した。 前回の結果、未処理区の様子を報告する。                 12月にグリホサートで処理した所 良く効いている               ここにはヒノキ苗は植えてない                ここも処理した所 ヒノキ苗を植えてある                ここも処理した所 ヒノキ苗を植えてある                 ここも処理した所 ヒノキ苗を植えてある 前回処理しなかった所の様子は次の通り                  グリホサート未処理区 セイタカアワダチソウが元気である                   グリホサート未処理区 ここもセイ…

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セイタカアワダチソウとアロレパシーについて

セイタカアワダチソウとアロレパシーについて 2012年12月30日にK家(私の家内の実家)の山に植樹した、と報告した。 K家の山は2ヶ所あり、1ヶ所をA区、他方をB区とした。 今回はB区で問題が起きているのでその問題について、技術的に詳しく説明する。 ここの作業は私が請け負って草刈りなどの作業はこの山のすぐ側に住んでいる HKさんに頼んでいる。 此処へは’12年12月に最初の400本のヒノキを植えた。ところが13年秋にHKさんに 草刈りを頼んだところほとんど枯れていた。 私の10数年の山仕事の経験から云って 植えた木が5%程度は枯れる事はあるがほとんど、90%程度も、枯れることは考えられない。 従って、’13年12月に再度森林組合から苗木を購入して植え付けた。 しかし、これもその年の秋に草刈りをしてもらったらほとんど枯れていた。 いよいよ分からなくなって、森林組合に苗木が悪いのではないか?相談したら、夏場に草に 巻かれて蒸れて枯死するのではないかと云う。 2回の失敗に懲りずに私は14年12月にも3回目のヒノキの植付けをした。 ’15年にはHKさんに頼んで6月に、夏の暑い時期ではあるが、草刈りをしてもらった。 この時HKさんは今年も枯れている、と報告してきたが、今年は森林組合の云うように 夏に草刈りをしたので枯れないはず、と思っていた。 9月に現場を見に行って驚いた、びっくりするほどのセイタカアワダチソウの群生で、黄色い花の 絨…

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ヒノキ林の枝打ちをした

ヒノキ林の枝打ちをした 10月12日から、五郎四郎(山の名前)の植林19年のヒノキの枝打ちをした。 作業は気温が低い方がやり易いので一日の気温が低い日に実施した。 枝打ちは梯子を昇り降りする作業のため、平面を移動しながら作業する草刈りと違い、 ずい分草臥れる作業で、結局、気温が低い間の5日間、午前中だけ実施した。                        枝打ち前(東側)                   枝打ち前(西側)                   6mまで枝打ちした 同じ林分であっても、斜面の上と下では木の生育に大きな差があり、今回作業した下部では 植林19年で胸高直径28cmまで育っていて6mまで枝打ちした。 林分の上の方ではまだ12cmにしか生育していない木も多い。                  これは5mまで枝打ちした ここも生育は良い。                  クリに対し枯殺処理をした 大きなクリの木は伐倒せずにグリホサートを使用して枯殺処理した                   これもクリに枯殺処理した                   枝打ち後(東側) 上の枝打ち前(東側)と比べると効果は一目瞭然である                  枝打ち後(西側) 枝…

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明るい兆し 少し

明るい兆し 少し 2月の新聞「山陰中央新報」によると、2012年度の浜田港と韓国・釜山港を結ぶ 定期コンテナ船による、貨物取扱量が総量で4.1%減少し2199本(20フィート コンテナ換算)になった。 これは円安で輸入が減少した結果である。   但し輸出は33.2%増加し1067本に達し、2年連続で過去最高を更新した。 増加したのは韓国を中心に家屋の内装材としてのヒノキなどの木材丸太の輸出が 前年比3倍超の488本に伸びたことが牽引した。 と報じていた。 その事は昨年も報道され、私が注意して見ていると、我が家の前の国道9号線を 毎日丸太を積んだトラックが浜田方面に走って行く。 トラックのNoや書いてある 文字を見ると大分Noや「日田運送」が多く、九州から運ばれて来ているようである。 これを見て私は次の理由で喜ぶべき、と考えている。 1、昭和60年代に木材が自由化されて以後、輸入が増え、木材価格が暴落して国内材は誰にも   相手にされなくなった。 2、それが現在は九州産ではあるが丸太が動くようになった。 3、その内、九州産が少なくなれば、島根県の匹見などのヒノキが動くようになろう。 4、そうなれば、これまでの木材不況で離れて行った木こり、運送業者、ひいては   伐り後に植林する人などが戻って来るであろう。 5、当然、物が動けば丸太の価格も上がって来るであろう。 と考えている。 まだまだはっきりと喜ぶほどの結果は…

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K家(私の家内の実家)の山にヒノキを植えた

K家(私の家内の実家)の山にヒノキを植えた 私の家内の実家の山にヒノキを定植した。 ここは2年前に400本のヒノキを定植した所であるが、どうしたわけかその多くが 枯れてしまった。 そこで、先月(’14.12月)に200本、今月(1月)に150本のヒノキを森林組合から 購入して、定植した。 12月も1月も幸い天気が良く、仕事を手伝ってもらっているHK氏とも良い環境で 仕事ができた。  特に昼の弁当を食べるのに暖かいので日当たりの良い山で まるで遠足に来たように食べることができた。(一昨年は寒くてK家の駐車場の小屋の 農薬の臭いがする中で食べた)                K家の山の全景  見えている人家はK家とは関係はない                     山の下部 一昨年植えたヒノキがパラパラと残っている                    山の北部 ここも残っているヒノキが見える                    中央部のケヤキ  2年前に植えたもの                    この木は順調に生育している ヒノキ苗を植えてその大部分が枯れると云うことは私の経験ではあり得ないことである。 そこで苗を運んできた森林組合の人に聞いてみたが原因は不明としている。 強いて原因を探すと、6月頃大繁茂したセイタカアワダチソウにより苗木が熟むされて そのために枯れたのではないか、としてい…

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樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’14年分

樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’14年分  樹木は、1年経てば大きくなることは分かっているが、 本当に大きくなっているものか、また、一体どれぐらい大きくなるものか? ’14年も12月に生長を確認するための作業を実施した。 方法は山(林分)毎に5本の標準木を決めて、毎年12月にその胸高直径を 測定して、年間の生育記録を取っている。 以下に’14年の成長率を表示する。 調査法:各林分に以前から決めている標準木5本、または適宜、の胸高直径を      継続的に測定する。 標準木:各林分の東西南北と中心、または上下左右と中心と言う具合に標準      的な木を設定している。 結果:最近6年分を表示する。 林 分  1.寒作り 樹種 スギ 測定樹種 5本とも杉 調査  平均  生長 年月  直径  率      cm   % ’09.12 29.2  1.5    ’10.12 29.7  1.8     ’11.12 30.1  1.2 ’12.12 30.4  1.1 ’13.12 30.7  1.0   ’14.12  31.0   1.1 コメント:定植35~55年になり成長率が低くなっている。7年前の間伐 の効果も終わった 平均胸高直径が30cmを越えて来たのでいつでも 伐採可能である 2.寒作り下 樹種 スギ主体一部ヒノキ 測定樹種 5本ともスギ        調査 平均 生長 …

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ヒノキの枝打ちをした

ヒノキの枝打ちをした 1、枝打ち 10月9、10日とヒノキ林の枝打ちをした。  枝打ちは、地面を左右に移動しながら刈る草刈りと違って、地面から垂直に 梯子に登って行くので、疲れが激しく、加えて11日から台風19号が来たので 結局、1.5日しか作業をしなかった。 しかし、これで3年連続で作業したので、かなり下枝を打ち上げた。 今年の目的は、植林19年のヒノキの下枝を4mまで打つ事であったので、 2mの一本梯子を持って行き、その上に乗って、手を伸ばして4mまで 打ち上げた。 木によっては4mまで全部枯死枝であったり、また別の木では4mに近い所では 生枝であったりしたが、新しい鋸を使用したので、良く切れた(通常、ヒノキの 枯枝は細いものでも硬くて切れ難い)                      枝打ち前          枝打ち後 写真が良くなくて枝打ち前後の差がはっきり          見えないが間違いなく4mまで切り落とした 2、間伐 通常、枝打ちと間伐は同時に行う。 よって、今年も何本か間伐をした。 私の間伐は、伐倒ではなく枯殺である。 グリホサートを使用して巻きがらし する。 「間伐は敵に頼め」と云う言葉がある。  これは第1回目の間伐をする頃、植林15年~20年であるが、はちょうど木が 育ってきて、それまでの下刈、灌木の除伐などの苦労が報われる時である。  まさに手塩にかけて育てた木と云う事が出来る…

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樹木生育記録-5 K家の山 ’13年

樹木生育記録-5 K家の山 ’13年 ’12年12月に植えたK家(家内の実家)の山の木を、今後継続して生育調査する 積りで、2年目の測定をした。 1.A区(しょうじ) 植林 樹種 スギ 位置 測定年月     ’12.12 ’13.12 No.1樹高51.0 55.0 No.2   57.0 67.0 No.3   41.0 65.0 No.4   56.0 68.0 No.5   45.0 50.0 樹種 ケヤキ 測定年月 ’12.12  ’13.12 樹高51.0 直径0.6   コメント: 順調に生育している 2.B区(瓦屋跡) 植林 樹種 ヒノキ 位置 測定年月     ’12.12 ’13.12 No.1樹高27.0 48.0 No.2   43.0 55.0 No.3   35.0 48.0 No.4   36.0 70.0 No.5   45.0 45.0 樹種 ケヤキ 測定年月 胸高直径 ’12.12 ’13.12   0.5   0.8 コメント: ヒノキは雑草との競合に負けて枯れたもの、下刈での誤伐など 事故が多く、補植が必要である A区、B区とも主木(スギ、ヒノキ)は胸高直径を測定できるまで成長しなかった ケヤキは各区1本であるが1.2mの直径を測定した

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樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’13年分

樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’13年分  樹木は、1年経てば大きくなることは分かっているが、 本当に大きくなっているものか、また、一体どれぐらい大きくなるものか? 確認するために自分の山(林分)毎に標準木を決めて、その胸高直径を 毎年12月に測定して、年間の生育記録を取っている。 ’13年も12月にこの作業を実施した。 以下に’13年の成長率を表示する。 調査法:各林分に以前から決めている標準木5本、または適宜、の胸高直径を継続的に測定する。 標準木:各林分の東西南北と中心、または上下左右と中心と言う具合に標準 的な木を設定している。 結果:最近6年分を表示する。 林 分  1.寒作り 樹種 スギ 測定樹種 5本とも杉 調査  平均  生長 年月  直径  率      cm   % ’08.12 28.8  1.8      ’09.12 29.2  1.5    ’10.12 29.7  1.8     ’11.12 30.1  1.2 ’12.12 30.4  1.1 ’13.12 30.7  1.0   コメント:定植35~55年になり成長率が低くなっている。6年前の間伐 の効果も終わった 平均胸高直径が30cmを越えて来たのでいつでも 伐採可能である 2.寒作り下 樹種 スギ主体一部ヒノキ 測定樹種 5本ともスギ        調査 平均 生長 年月 直径  率      cm  % …

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スギ、ヒノキの種を採った

スギ、ヒノキの種を採った 10月から11月にかけてはスギ、ヒノキ採種の適期であるので 種を採った。 スギは間伐した木から採種した。 生重で800g採った。 ヒノキは枝打ちした木から採った。 こちらは生重で600g採った。 この毬果を日陰で3か月ほど乾燥すると、毬が割れて中から 種子が飛び出して来る。 その種子を保存、あるいは3月にすぐ 畑に播き付けて苗を育てることになる。              スギの毬果 800g採れた              ヒノキの毬果 600gである 来年3月に播種して、山行き苗になるまでには、3年かかるが楽しみです。 また、その苗を山に植えて、木として収穫するのは更に50~60年後に なります。 これもロマンがあって楽しい事です。

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ヒノキ枝打ちと間伐

ヒノキ枝打ちと間伐 10月は天候が良かったので、午前中は草刈を主とし、午後はヒノキの 枝打ちをした。 今回処理した林は17年前に植えたヒノキ林である。 数年前に3mまで 枝打ちをしているので、今回は2mの1本梯子を使って、その天板に立って 4mまで枝打ちした。 主として下部の枯れ枝と4mまでの生枝を打った。 4mの板目材を確保したことになる。 枝打ちは大体10本/時間程度のペースで8日間で120本程度した。                   枝打ち前                枝打ち前 上の写真の少し上部                2mの梯子を使って枝打ち                 同じく梯子での枝打ち 間伐 間伐は幹が曲がっている木、生育が極めて悪い木などを枝打ちの合間に 手鋸で処理した。 チェーンソーを使用しなかったので、地際の低い所では なく作業が楽な腰の高さで切った。 昔から「間伐は敵に頼め」と云うように曲がり木や生育遅れ木でも今まで 苦労して育ててきたので切倒すのが可哀そうでなかなか思い切れなかった。 8日間で約12本ほど処理したが、まだまだ曲がっている木、生育遅れの 木が何本かあり、引き続き間伐処理が必要である。                 間伐 ここは掛かり木になっている       …

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スギ、ヒノキの挿木育苗 

スギ、ヒノキの挿木育苗 ヒノキ播種に続いてスギ、ヒノキの挿木育苗を実施した。 スギ、ヒノキとも挿木用穂木は自分の山の若木で、生育、姿形の良い木から 採穂した。 穂木を調整し、発根促進剤(インドール酪酸 40倍液)に18時間浸漬し、 翌日挿し木した。 1、スギの場合 スギは発根が容易なので普通の育苗圃に挿した(ヒノキの場合は鹿沼土 を敷き詰めた圃場に挿した)。 もう、スギ苗はあまり必要ないので110本だけ処理した。              スギ挿木用穂木の発根剤処理               育苗圃への挿し木              挿木後遮光ネットで覆った 2.ヒノキの場合 ヒノキも同様に発根促進剤に18時間浸漬し、こちらは大型の植木鉢と 育苗圃に挿木した。 ヒノキ苗はまだまだ必要なので、植木鉢に120本、育苗圃に200本 処理した。ヒノキはスギより発根が難しいので植木鉢、育苗圃とも 鹿沼土を敷詰めて挿木した。               ヒノキ穂木の発根剤処理               植木鉢への挿木             昨年は植木鉢での活着率が高かった               育苗圃への挿木                 挿木後遮光ネットで覆った スギ、ヒノキとも9月まで遮光ネットで覆って、その後ネットを取り去り、秋の陽光に 当…

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ヒノキの種を播いた

ヒノキの種を播いた 3月は山林の育苗スタートの時期である。 私は苗木を買うには金がかかりすぎるので、毎年自分で育苗している。 育苗法には(1)播種による方法、 (2)挿木による方法、 (3)取木による方法 があるが(3)取木による方法は昨年、一昨年と実施したがその労力に比べて 成功確率が低く、効率が悪いので今年は(1)と(2)を実施することにした。 播種による育苗 昨年11月に採っておいたヒノキの種を播いた。 (1)種子の発芽試験 最初に種子の発芽試験を実施した。 プラスチック容器にキッチンペーパーを敷き、その上に種子を播き、水を入れて ひたひたに湿るようにした。 この容器を室内でKEEPして発芽状況を観察した。 本当は温室などちょっと 温度をかけると良いが設備がないのでストーブを焚く室内にKEEPした。               種子の発芽試験 スタート               種子の発芽試験 10日後               10日後の結果 接写 発芽試験結果:写真では見えないが、種が割れて中の白いものが覗いて 見えるものが少しある。 時間をかければもっと発芽が観察できると思うが 今月は時間がないのでこれで終了とした。 (2)播種 播種は2か所に実施した。 その1.大型植木鉢に播種 以前、母が菊を育てるために使用していた大型の鉢に播種した。 播種翌日にはかなりの雨が降った…

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樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’11年分 携帯用

樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’11年分 携帯用 この記事は、データを簡素化し、表を小さくして携帯で読めるようにしたものである。 樹木は、1年経てば大きくなることは分かっているが、 本当に大きくなっているものか、また、一体どれぐらい大きくなるものか? 確認するために自分の山(林分)毎に標準木を決めて、その胸高直径を 毎年12月に測定して、年間の生育記録を取っている。 ’11年も12月にこの作業を実施した。 以下に’11年の成長率を表示する。 調査法:各林分に以前から決めている標準木5本の胸高直径を継続的に測定 する。 標準木:各林分の東西南北と中心、または上下左右と中心と言う具合に標準 的な木を設定している。 結果:最近5年分を表示する。 林 分  1.寒作り  樹種 5本とも杉 調査年月 平均直径cm  ’07.12  28.2      ’08.12  28.8      ’09.12  29.2      ’10.12  29.7       ’11.12  30.1       コメント:定植35~40年になり成長率が低くなっている。5年前の間伐 の効果も終わった         2.寒作り下  樹種 5本ともスギ       調査年月 平均直径cm  ’07.12    3.2      ’08.12    4.5      ’09.12    5.4      ’10.12    6…

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樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’11年分

樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’11年分 (この記事は、表が大きくて携帯の画面では見難いと思います、悪しからず。 携帯用には別に書きますのでそちらをご覧下さい) 樹木は、1年経てば大きくなることは分かっているが、 本当に大きくなっているものか、また、一体どれぐらい大きくなるものか? 確認するために自分の山(林分)毎に標準木を決めて、その胸高直径を 毎年12月に測定して、年間の生育記録を取っている。 ’11年も12月にこの作業を実施した。 以下に’11年の成長率を表示する。 調査法:各林分に以前から決めている標準木5本の胸高直径を継続的に測定      する。 標準木:各林分の東西南北と中心、または上下左右と中心と言う具合に標準      的な木を設定している。 結果:最近5年分を表示する。  林 分 1.寒作り 調査 調査木位置と胸高直径(cm)  平均直径  年間       年月  中心 入口 左  奥  右   (cm)   成長率(%)        樹種→杉   杉   杉  杉  杉       ’07.12 24.6  35.2 25.4 32.6 23.3   28.2     2.2      ’08.12 24.8  36.0 25.8 33.3 23.9   28.8     2.1      ’09.12 25.0  36.7 26.1 33.8 24.4   29.2     1.4      ’10…

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ヒノキの種を採った

ヒノキの種を採った 11月はヒノキの種採りの好適期である。 この2,3年ヒノキの挿木、取木に熱中しているが、やっぱり一度に大量に育苗しようと すれば、種を採って播くことが一番である。 昨年は気候の所為かヒノキの種子がほとんど出来なかった。 今年は夏頃から種子の 付き具合を観ていたが、沢山出来ていた。 所謂、生り年である。 11月8日に4mの一本梯子を持ち出して、小田の山の日当たりの良いヒノキの枝から 採種した。 2時間ほどで充分量、写真のような、を採った。 今年は採種中にカメムシを全然見なかったので、虫の被害も少ないのではないかと思う。 重量を測って見たら2.3kgあった。 この段階ではまだ「球果」であるが、これを日陰で乾燥(追熟)させると、球が開いて 中から種子がこぼれ出てくる。 このこぼれ出た種子を集めて春に播種する。 従って、この球果を1~2ヶ月ほど乾燥させるために納屋の中へ拡げておいた。                      ヒノキの球果(昔は毬果と云っていたようだ)

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ヒノキ枝打ち

ヒノキ枝打ち 五郎四郎の山のヒノキの枝打ちをした。 この山はヒノキ300本、16年生である。 4年ほど前に3mまで枝打ちしてあるが、最近枯枝が目に付くようになったので、 それと最も手近にある山で作業が楽であったので、ここをターゲットにした。 半日作業で5回作業した。 結果的に約90本に対し4m余まで枝打ちをした。                   枝打ち前 横方向                   枝打ち前 上方向                   枝打ち後 横方向                   上の枝打ち前とあまり違いが見えないが                   4m余までは確実に処理した                   枝打ち後 上方向 この山は生育がかなり良く、もう4年(定植20年)ぐらいで30%間伐が必要で、更にその時には 8m位まで枝打ちが可能である。                  

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サクラ、ヒノキ、スギ育苗/今年のまとめ

サクラ、ヒノキ、スギ育苗/今年のまとめ 今年のサクラ、ヒノキ、スギの育苗結果をまとめると 1サクラ(ソメイヨシノ)  取木 処理6本 活きているもの 4本 処理時期 3月  挿木 処理20本 活着 0 処理時期 6月 挿木床(菊鉢) 鹿沼土 遮光ネット あり 総括(サクラ)  資料には6月の挿木は容易、とあったが全滅であった。  取木は一応活きているが発根は認められない。 今年の冬を無事に越して来春発芽すれば  成功である。 2、ヒノキ   取木 処理70本 活きている物 35本(50%) 処理時期 3月50本 4月20本    挿木 場所    挿木床   処理時期  処理本数  活着 (%)  遮光ネット      佐々木屋  鹿沼土   3月    300本   135本(45%)  あり      小田     粘土質赤土 3月   100      50(50%)    あり      小田     粘土質赤土 4月   100      12(12%)    あり      五郎四郎  粘土質赤土 3月   100       2 (2%)    なし      赤道     鹿沼土    6月    80      68(85%)    あり 総括(ヒノキ)  取木は50%活きていたが発根はその1/4程度でこの冬を何本越えられるか心配である。     また、処理が難しく、手間がかかるので…

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ヒノキ/挿木育苗 結果-3

ヒノキ/挿木育苗 結果-3 ヒノキ/挿木育苗結果-1、2は従来からやってきた方法で特に新しいものではない。 次に紹介する-3は今年初めてTRYしたやり方である。 その初めてのやり方とは 1、植木鉢を使用した 2、用土として鹿沼土を深鉢に一杯入れた 3、6月に挿木した 初めてのやり方であったが9月の時点では極めて良好な結果であった。                   6月に菊鉢に挿木したヒノキ 結果:20本/鉢X4=80本処理したが全体に好調で約70本(85%)程度 活着している。 但し、これらは6月に処理したもので処理後3ヶ月しか経過していない。 よって、これらが 本当に発根、活着しているかどうかはまだ不明である。 この冬を越えた頃結果は明らかになろうと思われる。 この方法で良いなら来年からは全部この方法で処理すると良いのではないかと考える。

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ヒノキ/挿木育苗 結果-2

ヒノキ/挿木育苗 結果-2 さらにヒノキの挿木育苗の結果を報告する。 挿木圃場とその条件 1、場所:小田 挿木時期:3月 挿木床:粘土質赤土    100本                       処理後遮光ネット処理                 小田の山の育苗圃 遮光ネットが張ってある           ここにはつる性雑草が多くないのでネットの上にまで雑草が上がっていることはない               遮光ネットを取去って見るとその下は 草、草、草、・・                 草をはさみで切取ってみると 結果:活着 約50% 挿木圃場とその条件 2、場所:五郎四郎 挿木時期:3月 挿木床:粘土質赤土 100本                       処理後遮光ネットを処理せず(林間のため)                 五郎四郎の山の林間の挿木圃場                 林間で日当たりが悪いので遮光ネットをしていなかった                 小さな穂木2本が生きている 結果:活着 2本(2%)のみ 挿木圃場とその条件 3、場所:小田 挿木時期:4月 挿木床:粘土質赤土    100本                       処理後遮光ネットを処理                 同じく小田の育苗圃  4月に挿木した    …

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ヒノキ/挿木育苗 結果-1 

ヒノキ/挿木育苗 結果-1  3月に発根処理をして挿木をしたヒノキの結果を調査した。 場  所 :家の側の野菜畑の一部 挿木床 :鹿沼土(厚さ5cmになるぐらい鹿沼土を敷いた) 処理本数:300本 ここは家のすぐ隣なので私がいる限り朝散水して湿度を保つようにした。 また、雑草が どんどん生えて来るので遮光ネットの上に出てくる蔓性の草(主としてヤブカラシ)はネットの 下に鎌を通して草を切った。 しかし、ヒノキの挿し穂が抜ける恐れがあるのでネットの下の 挿木床から生える蔓性以外の雑草は取り除かなかった。                   遮光ネットの上までびっしりと草(ヤブカラシ)がはびこっている                  遮光ネットを取去ってもその下は雑草がびっしり 今回、雑草は手で除草すると挿し穂が抜ける恐れが強いので、鋏で切取った。               雑草を鋏で切取ってみると約40~50%程度活きている                 中には集団で枯れている部分もある 40~50%活着しているので先ずは成功と思う。 処理本数、300本の45%が活着したとすれば135本の苗が一次試験を通過したことになる。 この内、今年の冬を何本生延びるか心配もあるが、あとは充分に日光を当てて本物の苗木に 育て上げたい。

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ヒノキ/取木育苗 結果

ヒノキ/取木育苗 結果 今年3月と4月に実施した取木の結果を調査した。 取木処理は3月に50本、4月に20本した。 今回調査のために回収したところ67本回収できた。 その内生きていた枝が35本、枯れていたものが32本であった。 約50%が生きていたことになる。 ポリのフィルムを取り、水ゴケを開いて発根の有無を調査した。                           切取った枝 枯死していたもの                          枯死していた枝の処理部  枯死していたものの大部分は発根していないが、中には良く発根している物(左の2本)がある。 発根していたものは、もっと早く切り取して育苗圃に植えつけるべきであったかも。 発根はしていないがカルスが発達しているもの(右の3本)がある。もうちょっとの何かが 足りなかったのかも知れない。                            生きていた枝                                                      生きていた枝の処理部 良く発根していたもの 生きていた枝のうちでも発根していたもの12本、カルスだけのもの23本で、生きているからと云って 取木が成功したとは云えない。カルス部から発根して初めて成功ということになる。 また、確実に分類できたわけではないが3月に処理したものに、発根が多く、4月…

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挿木育苗 ヒノキ、サクラ

挿木育苗 ヒノキ、サクラ 3月、4月に続いて育苗のために挿木をした。 本やインターネットによると 6月も挿木の好適期となっており、特にサクラはこの季節が良いとの事なので 我家のソメイヨシノから穂木をとって初めてトライした。 3、4月と違うのは今回は植木鉢に鹿沼土を入れて、挿木をしたことである。 以前、母が菊の栽培に使っていた大型の鉢を使って、1鉢に20本ずつ挿した。 植木鉢を使うことにしたのは、地面に鹿沼土を盛り土して挿すと、どうしても 地面から草が生えて、最終的には草の中にヒノキ苗が植えられている、と 云う感じになる事を防ぐためである。           今月は3,4月と違って植木鉢に挿木をした                  これも同じ                  初めてサクラ(ソメイヨシノ)を挿木した                   4鉢のヒノキと1鉢のサクラ                   ヒノキ80、サクラ20本を挿した                   鉢を果樹の下の草地に置いて                   遮光ネットをかけた                   別の方向から 10月頃には結果がわかるだろう。  ヒノキはおおよそ結果が予測できるが初めてトライした サクラ(ソメイヨシノ)の結…

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ヒノキ取り木育苗

ヒノキ取り木育苗 挿木育苗に続いて取木育苗の処理をした。  取木の良いところは もし成功すれば一挙に大苗を得られることである。 昨年、初めて取木育苗処理をしたが結果は散々であった。 その理由は 昨年夏の異常高温と乾燥にあると思っている。 今年は何とか成功させたい と考えて再度挑戦した。 取木育苗の処理法 1.若木で姿形が良く生育が良い木を選定する 2.その木の枝先から10~15cmの所の枝に1cmぐらいの幅で環状剥皮をする 3.剥皮した所を水を含ませた水ゴケで包み、その上をポリのシートで覆って   両端を紐で括って水ゴケが乾かないようにする 以上の通り、処理は簡単であるが1本1本処理しなくてはならないのでかなり 時間を食う作業である。 寒い日に50ヶ所ほど処理をした。 今年は結果を6月末に調査したいと考えている(昨年は夏を越したため 生きているものも枯れたという印象であった)。 今年の目標はこの処理で25本の育苗を成功させたい。            若木の枝に処理をした                  同じ処理                  この木には1本に3ヶ所処理した                  この木には6ヶ所処理し…

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ヒノキ挿木育苗

ヒノキ挿木育苗 今シーズン(’10年10月~11年3月まで)の植林が終わると同時に、 来シーズンの苗木作りを開始した。 私がやる育苗法は 1.播種:スギ、ヒノキの種を採って播き苗を作る 2.挿木育苗:スギ、ヒノキの枝を挿木して苗を作る 3.取木育苗:スギ、ヒノキの枝に傷を付けてそこから発根させ苗を作る 4、山引き苗育苗:山から自然生えの苗を採って来て育てる の4方法である。 今年は、昨年秋に種が採れなかったので1.播種:は出来ない、4.山引き苗: はチャンスがある度にやっている。  よって、3月には2.挿木育苗 3.取木育苗を実施した。 先ず、挿木育苗を紹介する。 3月は挿木の適期とされているので、生育の良い、若いヒノキの枝を切ってきて 10~15cmに切り、発根促進剤、インドール酪酸液剤(商品名オキシベロン液剤)の 40倍液に一晩切り口を漬け、翌日挿木床に挿した。 昨年は、挿木床に鹿沼土を敷いて、すぐ挿木をしたのであまり成功率が高くなかった と考えられた。 よって、今年は1週間以上前に敷いておいて、土を床に馴染ませておいて挿した。             挿木床に鹿沼土を入れ、水をかけて1週間ほど馴染ませた                発根剤を処理したヒノキ苗を挿した                挿木床全景               遮光ネットを掛けて完成 今年は300本のヒノキを挿し…

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樹木生育記録-1 スギ・ヒノキ ’10年分

樹木生育記録-1 スギ、ヒノキ ’10年分 (この記事は、表が大きくて携帯の画面では見難いと思います、悪しからず。) 樹木は、1年経てば大きくなることは分かっているが、 本当に大きくなっているものか、また、一体どれぐらい大きくなるものか? 確認するために自分の山(林分)毎に標準木を決めて、その胸高直径を 毎年12月に測定して、年間の生育記録を取っている。 ’10年も12月にこの作業を実施した。 以下に’10年の成長率を表示する。 調査法:各林分に以前から決めている標準木5本の胸高直径を継続的に測定      する。 標準木:各林分の東西南北と中心、または上下左右と中心と言う具合に標準      的な木を設定している。 結果:最近5年分を表示する。  林 分 1.寒作り 調査 調査木位置と胸高直径(cm)  平均直径  年間       年月  中心 入口 左  奥  右   (cm)   成長率(%)        樹種→杉   杉   杉  杉  杉       ’06.12 24.0  34.2 24.9 32.2 22.7   27.6     1.7      ’07.12 24.6  35.2 25.4 32.6 23.3   28.2     2.2      ’08.12 24.8  36.0 25.8 33.3 23.9   28.8     2.1      ’09.12 25.0  36.7 26.1 33.8 2…

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シーズンイン

シーズンイン 10月15日に今シーズン(’10年10月~’11年3月)最初の植林をした。 植林こそ林業の始まりで山には木を植えて初めて林業が始まる。 そんな訳で植林を開始すると毎年「心ウキウキ」になる 10月15日にスギ苗7本を、16日にヒノキ苗8本を掘り上げ 「姉ヶ平上」の山に植付けた。 どうしてスギとヒノキかと言えばこの山を東西に 走っている里道の上側はやや乾燥するのでヒノキ、やや湿気の多い下側はスギを 植えることに決めているのである。 いざ植付を開始してみると土地は意外と乾燥していた。今年の10月は夏ほどでは なかったが、それでも例年より高温でその上雨が降らず乾燥が続いていた。 そこで2リットルのPETボトルに水を詰めていって、穴を掘っては水を注し、植付けては 水をかけして植えた。 そんな訳で仕事は捗らないし、それでも枯れる恐れがあったので、この数、即ち スギ7本、ヒノキ8本で止めた。 11月になれば例年のように気温が下がり、雨も降るだろうと思うので本格的な 植林はそれからにする。 今年の「山行き苗」の状況 私は植林用苗木を自分で育てている。(その事はこのblogで度々書いた) それはこの山林不況に苗木を買っていたのではその苗木代が取れないと思うからである。 今年は春先から予定通りであれば、スギ250本、ヒノキ100本の苗木が育つはずで あった。 ところが、秋になってザッと計算してみるとスギ200本、ヒノキ80本程度しか…

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取り木育苗 ヒノキ

取り木育苗 ヒノキ 今年3月に実施したヒノキの取り木育苗についてその結果を報告する。 初めに3月に処理したときの様子。 ヒノキの枝を1cm程度剥皮し、そこへ 水を含ませた水ゴケを巻きつけ、ポリのシートで覆って水が乾かないように して、6ヶ月間KEEPした。                   今年3月に処理した直後                    一本の木に数個処理した 6ヵ月後の10月に処理部の下から切って、活きているか枯死しているか判断した。 結果  処理数        60箇所余り          活きていたもの   14本        成功率は20%強である 私としては初めての取り木で、約20%の成功率は満足いく結果であった。                   10月に切り取って活きていた枝                   枯れていた枝                   活きていた枝のポリを外して水ゴケで巻いた部分                   発根している                    この他に発根はしていないがカルスを形成している物がある                                      水ゴケに発根している                   枯れていた枝の処理部                   枯れていた…

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「失望・落胆」の夏-2

「失望・落胆」の夏-2 前報告で根が充分でない稚苗、挿し木苗が高温・乾燥で枯れたことを書いた。 根が充分でないのはそれだけではなく、育苗圃で育てている幼苗もそうであった。 育苗圃では次シーズン(’10年10月~’11年3月)山行きになる苗木だけでなく 次次シーズン(’11年10月~’12年3月)更にその次のシーズンに山行きになる 苗木も育てている。 帰って先ず育苗圃を見て驚いたのはその次次シーズン、更に次のシーズンに 山行きにするために育てている幼苗がかなり赤く枯れていた事である。  それらはスギ、ヒノキの区別なく、ひ弱な苗であった。 ひ弱な故に育苗圃で もう1年あるいは2年育ててガッチリした苗に仕立て上げるのが目的であった のに。 高温・乾燥という天のなせる業ではあるが、がっかりの夏であった。                 以下は枯れたスギ (全体の一部である)                以下はヒノキ 枯れたものは一部、ひ弱なものであり、大きなもの、元気なものは問題ない。 従って次シーズン(今年の秋~来年春)にかけての植え付けには支障はない。 問題は1年、2年後の植付けにでるので急ぎ対策を打つ必要がある。 対策としては来春挿し木を増やす、山引き苗を沢山集めてくるなどが 考えられる。

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