スギ、ヒノキのクマによる皮剥ぎ被害の将来

スギ、ヒノキのクマによる皮剥ぎ被害の将来

昨年、11月に初めてクマによるスギの皮剥ぎ被害を報告した。

その事がずっと気になっていたので、被害を受けた木はその後どうなるのか
先例を観察して、今後を予想した。

最初に観察したのは数年前、恐らくは4年以前、に被害を受けたヒノキの現状を
良く観察した。

観察の結果、剥がされた皮の両側から癒合が始っている。 また、幹の木質部に
傷をつけておらず、皮剥ぎは全周にはされておらず、背面は皮が繋がっている。

これを見ると、木を枯殺するときに環状剥皮(巻き枯らし)するがこの際全周の皮を
剥皮しないと一部が繋がっていると木は枯れない。

従って、このクマによる剥皮は木を枯らすことはない。 また、木質部に傷を
付けていないので数年(10年かかるかも知れないが)以内に治癒するものと
確信した。 
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                  数年前に被害を受けたヒノキ

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          同上 木質部には傷はない

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           同上 被害部の癒合が始まっている 左右にカルスが生成している

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           同上 癒合が進んでいる

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           同上 背面の皮には被害はない


昨年11月に発見したスギの場合
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            昨年11月に新たに発見したスギの被害木 

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           同上  まだ癒合は始まっていない 木質部に被害はない

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           同上 ここも癒合の兆候はない


1月に新たに発見したスギの被害木
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           新たに発見した被害スギ やや小ぶりな木であるが癒合がかなり進んでいる

今後、どんどん被害が広がらない限り、被害木が枯れることはなく、あまり心配は
必要ないと思う。

但し、被害木が増えることは困ったことになる。



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